ニューヨーク/日曜の午後はレコード屋でのフリーライブ:即興音楽好きならDMGが間違いない

ニューヨーク/日曜の午後はレコード屋でのフリーライブ:即興音楽好きならDMGが間違いない

ニューヨークのチャイナタウンの外れ、マンハッタンブリッジの端っこが見えそうな場所に位置するレコード屋さん「Downtown Mugic Gallery」は、ちょっと地下に入った穴蔵のような通好みの音楽を集めたレコード屋さんなのですが、こちらの品揃えはかなりマニアック。でも即興演奏なども充実していて我がNYの心の師匠Creative Music StudioのKarl Berger氏のCDなんかもありますし、そのアソシエイトのミュージシャンのCDも充実しています。決してキレイなお店ではなく雑多に並べられた、いつ入荷したかわからないようなCDたちの中から宝探しをするように自分の一枚を探すようなそんなお店です。こちらでは毎週日曜日の午後〜夜にお店の中でライブが行われていますが、なんとチャージはフリー。白石民夫氏をはじめ私のお知り合いのミュージシャンも何度か出演しているようでラインナップはブルーノート的な「ガチジャズ」ではなく、かなり「うちら寄り」。つまり、即興演奏improvisationを主とする表現寄りなミュージシャンの出演がほとんどのようです。Master Wotazumiがニコ(base)と一緒に出演した時は私も観に行くことができました。

Sunday, June 17th: 8pm Shakuhachi specialist KENYA KAWAGUCHI works for the Chap Chap label and rarely plays in NYC. He will be joined by bassist NICOLAS LETMAN-BURTINOVIC, who often plays here at DMG in eclectic sets with Guillermo Gregorio as well as in bass trios & quartets.

ご覧の様に完全にレコード屋さんの中での演奏で、インストアライブというおしゃれ感はないけど、ニューヨークの地下室物件によくある配管むき出しな感じが実にいい雰囲気を醸し出しております。チャージフリーということもありお客さんもそれなりに来ています。もうかなり長いこと定期的に日曜に行っているので常連さんもきっといるのでしょう。即興音楽関連に興味のある方は是非ニューヨークの旅程に加えてみてはいかがでしょうか?※2020年春以降はペンディングの模様。早く以前のようにニューヨークへ行けるようになってほしいものです。

チャイナタウンの外れにあるという意外な立地も渋い。

Downtown Mugic Gallery →地図はこちら


ニコが一緒に楽曲をつくったメンバーのブレイズ(Blaise Siwula)もよくその界隈にいたミュージシャンです。
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