鄙の舞踏會から福岡国際舞踏祭へ/成長するイベント舞踏靑龍會アトリエ連続公演

鄙の舞踏會から福岡国際舞踏祭へ/成長するイベント舞踏靑龍會アトリエ連続公演

BUTOH

2013年秋にスタートし2014年から必ず年に4回、コロナ禍も続いている2020年現時点まで一度も休むことなく継続して開催されている連続公演があります。2013年秋、九州福岡の小郡市で「舞踏靑龍會」を主宰されている舞踏家・原田伸雄氏のアトリエにて第1回アトリエ連続公演・肉体の四季は開催されました。私もその第一回に出演したのですがその当時の出演メンバーとしてフライヤーに名を連ねたのは14人。主に原田さんのところで稽古をしていたメンバーでした。それから世界各地で活動をしておられた桂勘さんがいらっしゃるようになり原田さんの活動も全国的に広がっていくに連れて、その関連で全国からそして海外からも出演者が年々増えて会が成長していったように思います。直近の2020年のフライヤーには出演者の名前が総勢40名連なっております。そのうちの約半分が原田さんの元で稽古をする靑龍會のメンバー、そして約半分が日本全国、そしてアジア、世界などからの出演者となっていて、このイベントにはいつも「継続」の強さを教えられている気がしています。

舞踏靑龍會アトリエ連続公演2020 メンバー一覧

毎回、原田さんはその會ごとにご案内の文章を寄せていらっしゃるのですが、その中で「鄙(ひな)」という言葉を使ったことがあって、「この鄙の地で行われる…」みたいな文章だったと思うのですが、その言葉は「鄙びた」という言葉に使われる、まぁカントリーサイドというか決して人が多く集まる地ではない辺ぴな場所であるという謙遜というか、要するにそれほど「鄙」の地にあってもそれに興味がある人は集うし、その場所でも世界のレベルに匹敵するような舞踏の一つの現場を体感することができるという手応えのようなものではないかと感じました。やはりそういった場所を維持し育ててこられた原田さんはすごいな〜といつも思っています。我々OddRoomingも毎年のように出演させていただき、舞踏の世界の縮図として実験を重ねさせていただいております。原田さんは近い将来この「アトリエ連続公演」を終了としその代わりに「福岡国際舞踏祭」を行うとおっしゃっていました。鄙の小さな会は舞踏を媒介として広がって成長し世界の舞踏イベントになろうとしているのです。

2020年2月アトリエ公演 OddRooming「ガラス玉遊戯」