30代未経験でデザイン求人に応募/舞踏公演のチラシでも応募書類になるんです

30代未経験でデザイン求人に応募/舞踏公演のチラシでも応募書類になるんです

30歳過ぎまで、花屋(アルバイト)でしか働いたことのなかった私が、長年勤めていた花屋の廃業をきっかけに転職を考えはじめました。今までは舞踏の稽古やらで精神的に忙しくて、仕事を変える余裕はないと思っていたのですが、私もおどりのキャリアを積み重ねるうちに次第に企画に参加できるようになったり、ペースがつかめてきて、おどり以外のことも考えてもいいよ〜という「許し」をようやく自分の中に出せるようになったみたいです。(その時点で30歳はとうに過ぎています。)全くの未経験ではあるけれど今まで舞踏公演のチラシを作ってきてもっとかっこいいチラシつくれるようなりたくて、チラシづくりやらDTPやらの仕事を探しはじめました。まだまだとてもじゃないけど「デザイナー」という領域ではないです。なにせ当時の私はパソコンを使用した業務経験は全くのゼロで、ビジネススキルもゼロだったもので本当にこれはハードルの高い挑戦でした。

デザイン職に就く以前に独学でつくった舞踏公演のチラシたち。

ネットで自分でも応募できそうなDTP職を物色し、やっとこさ1件応募。そして駅前のスーパーに置いてあった普段あまり見ないフリーペーパーで見つけた制作募集の広告が何となく気になって応募。どちらもアルバイト募集です。とてもじゃないけど我々氷河期世代がいきなり未経験職種で30歳過ぎての正社員採用なんて考えもしませんでした。そして応募したこの2社に私はこともあろうか、履歴書とともに自分が踊った写真が掲載されている舞踏公演のチラシをポートフォリオとして、しれ〜っと送りました。そしてありがたいことにどちらも面接していただけることとなったのです。おお〜!これだけでもすでに未知の領域。しかし就職氷河期のど真ん中にいた私は今まで就職活動というものをした経験がなかったのでスーツも一着も持っておりませんでした。さすがにいくらアルバイトの面接とはいえこの時の私は何かが背中を押してくれたかのようにちゃんと面接に適した服装をしないと…という意識ができていたのです。(今にしてみると当たり前なのですが)一枚だけ持っていた白いシャツにジャケットのようなものと、大学の教育実習の時にファッション科の先輩につくってもらった黒いタイト気味なスカートで体裁は整いそうです。服装を整えると不思議なもので、自分が仕事に向けてかつて感じたことのない「しごとモード」みたいなものに切り替わるようです。とにかく「この仕事でやっていくんだ」という意識のスイッチが入ったような気がして、いざ面接に臨んだのでした。→面接の結果は?


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