森の稽古始動/海での舞踏野外稽古で「そこにいること」と「みられること」を考える

森の稽古始動/海での舞踏野外稽古で「そこにいること」と「みられること」を考える

BUTOH

「海の森の稽古」実にややこしい

2021年にやりたいことのひとつとしてあげていた「森の稽古」をようやく春始動することになりました…が、開催場所を超マイペースで検討しているのでまだ稽古場を決められていません。まずはイメージができている野外稽古を「海」で行うことにしました。
→「森の稽古」について:森の稽古はじめます/No genre, no teacher, no example自らのなかに深く掘り下げる作業が出合う

アソシエートアーティストで準Room Memberの「おどるうたうたい」よしおと以前から、彼女の自宅からすぐそこの海辺で稽古をしようといっておりまして、この度「海の森の稽古」ということで15:00開始を設定し、ロケハンのために少し早めにいっておどれそうな場所をさがすことにしました。今回稽古しようと考えているこのエリアは福岡市西部に位置し糸島の手前にあるフラットで美しい砂浜です。福岡市セントラルにあるOddRooming家からも地下鉄と直通JRでわずか20分。駅からも近くて徒歩5分ですぐ海です。最近のコロナ禍以降の郊外志向の高まりからか住むにも人気が上がり、よしおによると新しいマンションがどんどんできているらしいです。そういった気軽に海がそこにあることが珍しくない福岡ではそんなに人がわさわさしているわけでもなく何かをウォッチングしたり、散歩したり、かなりの距離をとって、おもいおもいに過ごしています。

敢えてオープンな場所でおどる試み

野外稽古といえば東京にいた頃によく多摩川の是政橋の下で本番・稽古とおどっていたのですが、多摩川のその場所は日常から切断された劇場空間を野外に孕む非常にいいロケーションでした。舞踏の野外稽古というとそんな人目につかない日常感から遮断された場所をイメージするかもしれませんが、この度の稽古にあたっては、稽古場というおどるための空間ではないところで外界の空気を感じながらいかにそこにいることができるかということを考えたいと思いました。砂浜を歩いていてかなり先に松林のある公園を臨み(それでも人は数えるほどしかいないのですが)手前の人とも十分な距離がとれる静かそうな一画にたどりつき、そこでおどることにしました。ちなみにこの砂浜は横がすぐ住宅街となっていて遊歩道のような道一本があるだけでもうそこは壁も何もなくダイレクトに砂浜となっています。遮るものは何もない完全なるパブリックな全方向にひらけた場所で、砂浜にいる人からはどこからでも見える場所です。

例えばなのですが公園で楽器を練習する時って周りのことを気にしないで集中していた方がそこにいて自然な佇まいになると思いませんか?(騒音で迷惑になるとかは別問題ですが)その人が堂々と全力でそこにいるって自分自身がそこにいてもいいというような免罪符を得られるような気がするのです。なんとなくおどりを通してそういった経験を重ねて何かの手ごたえを感じたり、逆に世間の目に触れることで痛みを味わったり、他の人がおどっているのを見ることで自分の姿も客観視するヒントが得られればなと今回の野外稽古に際して思った次第です。

→稽古の様子に関して後日感想をまとめたいと思います。

対岸には「能古島」が。この島も福岡市内です。

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