ニューヨーク/Gianと再開:舞踏&即興&マネキンで動画「DAMMIES」をリリース

ニューヨーク/Gianと再開:舞踏&即興&マネキンで動画「DAMMIES」をリリース

前回ニューヨークを去る直前に知り合ったGianとは(→初対面で行った野外ライブ)「次来るときはまた一緒にやろう」という堅い約束を交わし、その年のうちに再開を果たすことができました。それから早速ライブを設定してくれたり、あとは彼のライブにみにいったり…とにかく前回は何も知らないままにおどっておわってしまった感じだったので、普通はそれで終わる可能性もあったんですが、なんだかすごく私のおどりや「舞踏」に対するリスペクトのようなものがあって次々といろんな提案をしてくれました。こうしてGianと関わるうちに彼の意外な一面も知りはじめました。最初に私と共演した時はLapTopによる即興パフォーマンスを行っていた彼ですが、音楽のルーツはインド音楽にあったようで、若い頃にインドに何年か滞在しシタールを修行した経験があったとのことです。そういう活動も行っているようでニューヨークのRubin Museumという東洋美術専門の美術館があるのですが、そちらで定期演奏会を行ったりしています。

Rubin Museumの演奏はFree Liveです。シタールのGianとタブラによる演奏を小一時間楽しめます。

それ以外にも即興演奏のライブもしていてちょうどそのときはブルックリンにある老舗の「Good bye blue Monday」というライブ会場で演奏しているということで観に行きました。このときはLap Topでクラリネットのブレイズさんとの共演だったのかなと。このGood bye blue Mondayというハコは、webでエントリーが可能なので、日本からくるミュージシャンなんかも利用したりしているそうです。基本バー営業をしていてその傍らにステージがある感じで、飲食がメインなのかなと思いますが、イベントによってはチャージをとってライブ営業をすることもあるようですね。私も一度だけおどったことがあります。(現在はすでに閉店してしまったようです。残念!)

Good bye blue Monday

そんな様々な才能をもつGianなのですが、私のおどりと音楽とで彼のオフィスにあるマネキンを使ってビデオ作品を作りたいということでとにかくそこへ行きました。ちなみにそのオフィスはアパレルかなんかのスタジオでマンハッタンのど真ん中にあり窓からはモロにエンパイアステートビルディングが見えるような立地でした。そのアパレルのスタジオでもうすぐ処分するマネキンがあるからそれと一緒におどってビデオの作品にしたいということでマネキンとおどりました。音はGianとMaster Wotazumiによる生演奏です。その時に撮った動画はGianがまとめてくれました。一仕事場で撮影したとは思えないシチュエーションの感じになったのではないかと思います。(Nov. – Dec. 2013)