舞踏靑龍會アトリエ連続公演「ムラータ 森の生活」上演/サンバと舞踏の狭間で

舞踏靑龍會アトリエ連続公演「ムラータ 森の生活」上演/サンバと舞踏の狭間で

BUTOH

All photo by Yoshio
先日ご案内したとおり「舞踏靑龍會アトリエ連続公演」の8月の会が無事に執り行われました。この会もかつては出演者スタッフ含めて総勢数十名ほどが世界各地津々浦々から集いひしめき合っていたのですが、このコロナ禍の情勢の中、人数的には限定的な状況で開催されております。まぁでもその分、来る方々はただ単におどりをみにきたニュートラルでフラットなスタンスの方々なのかな〜と思ったりしております。
…とはいえ、アトリエ公演の8月の会の恒例だったSunday Michiruによるサンバは今年も近隣の状況を鑑みて中止となり、代わりにと言ってはなんですが、OddRoomingのRoomin’とMaster Wotazumiが舞台を踏ませていただくこととなりました。
→2021年8月/舞踏靑龍會アトリエ公演「和魂の景」開催:OddRooming「ムラータ 森の生活」おどります

今回は「ムラータ」のイメージを体現すべく舞踏では久々の黒塗り。この黒塗りのメイクはRoomin’が世紀末の1999年初舞台を踏んだ時からしているものなのですが、おそらく女性の舞踏手では黒塗りをしているのは私くらいではないかと思います。舞踏の暗めの照明には闇に沈んでしまいがちでやはり白の方が映えることは映えるのですが、濃い色の方が締まって見えるのではないかという単純な動機から最初ははじめたような気がします。

今回の構成は非常にシンプルなもので、本番いかに爆発するかにかかっております。Sunday Michiruが踊っているサンバも実は毎回即興なのですが、サンバではいかにリズムのグルーヴを体現しつつ場を盛り上げるかという即興によって成立していてそれにはグルーヴを体に刻み込み体現できる感性や練習も必要であり、Sunday Michiruもかつてはそういった踊る楽しさを感じられるようになるまでにひたすらサンバステップの闇練を続けたと聞いております。舞踏ではものすごく楽しい気持ちで踊るということはありませんが、それでもせめてお立ち会いいただいている方々には楽しい気分になっていただきたいというのが今回のOddRoomingの演目なのです。つまり、観ている方々は解放されるべきな「ムラータ 森の生活」なのです。

ちなみに今回のアトリエ公演でスチール撮影を担当したよしおは、もともと写真を志していて今も写真作品をつくるだけあってと独自の切り取り方はなかなかおもしろいな〜と毎回思っています。