日曜夜に舞踏稽古をすることの丁度よさ/サザエさん症候群は無縁の週末・国立稽古

日曜夜に舞踏稽古をすることの丁度よさ/サザエさん症候群は無縁の週末・国立稽古

BUTOH

東京で活動をしていた頃、国立市というところに住んでいてそこにはなぜか舞踏をする人たちが多く集まっておりました。私は舞踏の活動を始めてからは自分で場所を借りて「北福祉館」というところ(公民館のようなところ)で稽古をしていたのですが、どうやら「東福祉館」というところで舞踏の稽古をしているという話は噂にはきいていました。それから紆余曲折ありまして、私が転職し、いわゆる土日が休みの仕事に変わったことで、東福祉館で開催されている日曜日夜の稽古に参加するようになったのでした。その稽古は毎週日曜日の夕方18:00から21:00までの場所を借りて行われていましたが、かなり個人のスタンスが尊重されている現場であったかとおもいます。会費は一回200円。おもいおもいのペースで会場に集いそれぞれが自分で準備運動というか個人の体と向き合う作業をして、20:00からおどりの時間となります。その時に集まっている人数で1時間を分け合いジャンケンで順番や組み合わせを決めておどり、そのおどりをみんなで見合う、それだけの会です。そして21:00には撤収し国立駅に皆で向かって駅前の「庄や」で飲みながらその日のおどりの話をするというものでした。当然ながら日曜の夜に飲むのでまぁ大体のメンバーにとっては翌日は仕事だったりするわけですが、いつも誰かの終電近くまで、あーでもないこーでもないと問答を繰り返しておりました。私は地元なのでチャリか徒歩で帰れるのですが、それでも帰路につく12:00越えがデフォルトな週末でしたね。それでも私はその稽古に参加していた間、月曜の朝が辛いと思ったことは一度もありませんでした。一度もです。当時の私は、会社において完全におどりのことは完全に切り離していたので仕事は仕事で人格を変えて心血注いでいましたし、週末のおどりの活動はもう長年続けてきて染み付いてきていることだったので、週末は公演やら手伝いやら、おどりの活動に情熱を傾けてきました。だから日曜日の夜遅くまでとことんおどりのことを出し切って月曜日からの仕事に入るのはわりと調子良くて、今にして思うとそういったおどりの時間があるからこそまた仕事も頑張れたんではないかとおもいます。

いつの間にかその日曜夜の稽古は「国立稽古」と呼ばれるようになり様々な舞踏をする人々が集ったり、ここでの仲間による企画やイベントなど行うようになり毎週のように顔を突き合わせて、本当におどりって「私生きてる」って感じよねみたいなムーブメントはあったのではないかとおもいます。

稽古場で行なったイベントDM。これも私つくりました。岡田隆明氏が前面に押し出されています。

現在(2020年10月時点)も国立稽古は、老舗レギュラーメンバーの岡田隆明氏と私と同時代も共にした藤井マリ氏を中心に行われていると聞いております。もし東京近郊で舞踏の稽古をしたいと思う方は一度はいってみられることをお勧めいたします。ただしどんなことを言われても自分はおどるんだという覚悟は持ち合わせのうえよろしくお願いします。きっと「サザエさん症候群」とは無縁の週末を過ごせるのではないかと私は思います。


なぜか舞踏家が多く活動していた国立市。ふるさと納税で東福祉館の運営を応援。
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