2017年久々のNYその3/Creative Music Studioの合宿WSでMin Xiao-Fen氏との出会い

2017年久々のNYその3/Creative Music Studioの合宿WSでMin Xiao-Fen氏との出会い

2017年6月、有給休暇を無事に取得して3年ぶりのニューヨークにくることができました。週末の白石民夫氏とのSilent Barnでのライブを終えて、週明けからはアップステートでの4泊5日の合宿です。2014年に参加してすごくよかったKarl Berger率いるCreative Music Studioの即興の合宿ワークショップへの2回目の参加となります。
→前回2014年に参加した時の様子はこちら「ニューヨーク/Creative Music Studio 森のワークショップは夢のような即興と音楽の5日間」
今回のガイディングアーティストには定番のWarren Smith氏やKen Filiano氏はもちろんのことですが、中国琵琶(Pipa)の第一人者でありデレク・ベイリーなどとの共作アルバムもあるimproviserでもあるMin Xiao-Fen氏が名前を連ねており、かねてよりMin氏のCDを所有していたMaster Wotazumiによれば今回のCMSのワークショップの「目玉」的な存在とのことでした。(Wotazumiがサインをもらうためにソロ〜とMin氏のCDを手荷物に忍ばせていたことはのちに知ることになるのですが)

現地までは長距離路線バスでのアプローチをしたうえで最寄のバス停まで迎えにきてもらわねばなりませんので、メールであらかじめ乗るバスなどを指定して迎えを手配をしておきます。2回目の参加ということもあり様子はわかっているので、こういうやりとりを英語でできるようになって我ながらえらい進歩かと思います。ちょうど出発の日はニューヨーク市内でMaster Wotazumiのヤボ用が重なり我々がたどり着いた時にはすでに顔合わせミーティングは終わってしまっていましたが、チェックインして鍵を預かり指定されたお部屋に入ると次ぎの間として広いサンルームのついた素敵なお部屋で大興奮。高原の森に囲まれた涼しいデッキでひと休みしてから、毎晩恒例のライブへ繰り出します。

素敵・・・・なお部屋

このワークショップでは毎晩敷地内にあるライブハウスでのライブがあり、ここでは参加者が組んだ即興ユニットで皆の前でパフォーマンスをするといった志向なのですが、初日の夜はガイディングアーティストによるライブが行われます。ここで初めてMin Xaio-Fen氏の演奏している様子を目撃してMaster Wotazimiは興奮しておりました。(その日の夜はMinさんはすぐに引き揚げられてご挨拶をすることはありませんでした。)

(左)Min Xiao-Fen

翌朝、朝食の会場でMinさんにお会いしたのが初対面だと思うのですが、我々がアジア出身だからその親近感なのか、あるいはMinさんが「舞踏」に興味があったからなのか、初めからものすごくフレンドリーに接してきてくれていきなり朝食をご一緒することになりました。私の英語のスピーキングは拙くあまり難しい表現の話はできないのですが、それでも私がこのワークショップに音楽でなくおどりで参加したことについての感覚は語らずとも理解してくれているような…つまり、いきなり気に入られたとでもいいましょうか…?(注:この時点でMinさんはまだ一度も私のおどりをみたことはありません。)
Minさんのワークショップの他にもCMSの合宿ではなかなか興味深いレクチャー・ワークショップが予定されておりました。何せ朝食後の朝9:30くらいからランチを挟んで夜の18:30くらいまでみっちりいくつものワークショップをこなし(ボディアウエイアネスのワーク、ガイディングアーティストによるレクチャー・ワークショップ、主催者Karlによるリズムワークショップ、ヴォイスワークショップ、即興オーケストラなど)夜はコンサートという非常に盛りだくさんなプログラムなので次回はその詳細について振り返りたいと思います。

→「2017年久々のNYその4/Creative Music Studioの合宿WSでニューヨークタイムズの取材を受ける」へ続く

2017ニューヨークツアーCreative Music Studioの合宿WS
→2017年久々のNYその3/Creative Music Studioの合宿WSでMin Xiao-Fen氏との出会い
→2017年久々のNYその4/Creative Music Studioの合宿WSでニューヨークタイムズの取材を受ける
→2017年久々のNYその5/Creative Music Studioの合宿WSは毎晩即興セッションのライブ


Minさんとデレク・ベイリーの即興演奏の共作アルバム。まるで楽器であることを忘れさせるかのような素晴らしい時間と空間つまり「間」を感じる演奏です。
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