2017年久々のNYその5/Creative Music Studioの合宿WSは毎晩即興セッションのライブ

2017年久々のNYその5/Creative Music Studioの合宿WSは毎晩即興セッションのライブ

タイトル画像©︎Karin A. Wolf
盛りだくさんのCreative Music Studioのワークショップのご紹介の続きです。
→前回:2017年久々のNYその4/Creative Music Studioの合宿WSでニューヨークタイムズの取材を受ける

ワークショップの時間割

05: Improvisers Orchestra:即興オーケストラ

Karl Bergerの真骨頂といえばImprovisers Orchestraかと思います。Master Wotazumiがニューヨーク市内で行われるImprovisers Orchestraにメンバーとして参加していたのですが、Karlの指揮による即興のオーケストラを参加者全員で毎日行います。全部で一時間くらいは即興演奏は続くので、その日のワークショップで得た学びを締めくくるハイライトともいえます。
→Improvisers Orchestraについて:「ニューヨーク/Karl Berger-Creative Music Studio-のImprovisers Orchestraは即興なのにオーケストラ」
Karlの指揮によって即興は展開されるのでその時にソロで演奏を促されたミュージシャンにとって誇らしげな経験かと思います。

06:Meditation:瞑想

流石に一日中ひたすら演奏や受講をしていて心身の状態はパンパンになっており、もはや解散してそれぞれのお部屋で過ごしたり山を歩いたりしてもいいのかもしれないのですが、ひたすら皆の時間は続きます。ただこの時間帯はそれぞれがそれぞれのスタイルで瞑想に勤しむというもので空間は共にしているのかもしれませんがあくまで個人それぞれのことしか考えてない時間に浸る感じです。久々静寂に浸ると周りは森の緑に囲まれ川の音なんかも聞こえてきて、不思議とパンパンだった状態にも緩みができてくるもので、このスケジュールって結構よくできているのかもと思うのでした。

07: Dinner

繰り返し言いますが、このワークショップで提供されるごはんは本当においしいです。3食ともにビュッフェスタイルでサーブされるのですがやはりディナーは肉料理など充実していて、さらにセルフサービスのドリンクもアルコール類も用意されていて自主的にチップをドネーションすることで実質「飲み放題」となっております。この後まだセッションライブがあるので普段踊る前にお酒を飲むことのないRoommin’もこの日は自分の本番ではありませんので、ありがたく飲ませていただきました。

08: Concert:即興セッションライブ

さてそして夜は会場内にある別棟のライブハウスにて未明までのライブが繰り広げられます。Karl らメンバーとガイディングアーティストらによるライブに続き、参加者がそれぞれ即興ユニットを組んでエントリーし即興ライブを行います。ライブハウスはステージや観客席もあってきちんとした会場、PAもあります。私はKarlからお声がけをいただき、KarlやIngridとガイディングアーティストらとの共演に参加させていただきました。

photo©︎Karin A. Wolf

このお楽しみのライブの時間は毎晩設定されていてその日によって誰とユニットを組んでセッションするのかということも楽しみの一つとなってきます。Min Xiao-Fen氏らガイディングアーティストのミュージシャンの中にもそのセッションに応じてくれる方もいらっしゃるので、参加者にとっては一流のプロのミュージシャンとセッションするチャンスもあるという特典もあるのです。

MIn Xiao-Fen、Ken Filianoと共演する参加者
たてぶえユニット誕生

こうして大充実のワークショップの5日間は最終日を迎えました。最終日は講義はおこなわれず朝食の後は解散となります。OddRooming一行はワークショップ最終日の夕方にニューヨーク市内のiBeamでAndrea Wolper氏のオーガナイズしてくれたライブを予定していて速やかに市内に戻らなくてはなりません。なんとありがたいことに、このワークショップの期間中にすっかり意気投合したMin Xiao-Fen氏が車で市内まで乗っていかないかといってくださり、Minさんが同行していたお弟子さんと共にニューヨーク市内のForest Hillsまで乗せていただきました。ただでさえMinさんのCDを数枚保有しファンであったMaster WotazumiはまさかMinさんの車に乗って帰れることになろうとは夢にも思っていなかったようでさぞ興奮していたことと思います。

まるで妖精のようなIngrid Sertsoと

2017ニューヨークツアーCreative Music Studioの合宿WS
→2017年久々のNYその3/Creative Music Studioの合宿WSでMin Xiao-Fen氏との出会い
→2017年久々のNYその4/Creative Music Studioの合宿WSでニューヨークタイムズの取材を受ける
→2017年久々のNYその5/Creative Music Studioの合宿WSは毎晩即興セッションのライブ


Creative Music Studioの歴史を紹介した書籍「All Kinds of Time: The Enduring Spirit of the Creative Music Studio」も会場にて売られていました。
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