大分国東・伊美という特異なアートの鄙/白昼夢港町の舞踏パフォーマンス@イミテラス:前編

大分国東・伊美という特異なアートの鄙/白昼夢港町の舞踏パフォーマンス@イミテラス:前編

前回、別府の老舗温泉旅館・山田別荘の庭でおどって以来、(別府の山田別荘の庭での公演)そのホストであった彫刻家のマークとの関係は続いておりました。マークからKunisakiでGWに行われる「国見町ギャラリーめぐり」というイベントに個展を出展するのだけど、是非そこでおどってほしいというオファーをいただき、九州の東の果て国東半島の突端にある伊美という港町に行くことに。伊美港からは姫島という不思議な島への航路があるなというおぼろげながらの知識しかなく、実際調べてみると九州の中でもかなりの僻地、最寄駅のJR宇佐駅からは車で1時間以上かかる立地です。さてどうやって行こうかと思いましたが前回別府へ行った時、広島からフェリー経由の別府行きバスで山田別荘の目の前の北浜バスターミナルまで行ったのですが、確かそのバスが途中徳島からフェリーで大分に行く際に降り立つのが国東だったような…。しかも伊美の隣町であることが判明しまして広島から別府行きの高速バスで途中の大分側の港まで行き、そこまでマークに迎えにきてもらうことにしました。苦手な電話での英語でマークとも無事に落ち合えて、マークのすごい軽ワゴンで伊美へ。

マークとは英語でしか話さないのですがこのイメージはバッチリハマった気がします。イミテラス周辺での「白昼夢」舞踏パフォーマンスのチラシ

マークの個展は「イミテラス」というアーティストインレジデンスも行なっている滞在型ギャラリーで行われていました。広さも結構あって作品もかなりの点数展示されていていい感じの個展会場でしたが、周りは一見したところ港町の鄙びた港町といった感じ、人っ子一人いないかに見受けられるとったん感の非常に多い空虚感は一見ありました。私はそれを知ってかしらずがこの公演に「白昼夢」というタイトルをつけていたのですがそれはかなりバッチリハマった感はあります。このイミテラスは宿泊も備えていてキッチンやバスもありました。思ったよりだいぶ快適そうとウロウロしていたらお隣のギャラリー「ラパロマ」のオーナーの中野さんという方がいらして夕食に誘っていただきました!おしゃれなご自宅へお招きいただき、しかもそのご飯が超美味しくて、なんだかポワーンと幸せな夜。

個展会場のイミテラス。結構広い上に小上がりの座敷や台所、お風呂、二階は寝室を備える。

翌日は15:00からの本番に備えマークの作品を改めて凝視したり、気持ちを高めたり仕込みをしたりしてずっとイミテラスにいました。正直少し不安だったのです。昨日伊美へ到着して以来この街ではマークと中野さんご家族を除いてほとんどの人とすれ違っておらず、一応国見町ギャラリーめぐりというイベントではあるのですがその範囲は車で回るほどの広範囲で、とても「舞踏」という奇特(ユニーク)なおどりをみにくる人がいるのであろうか?いやない…と弱気になっていましたし、まぁ今まで人が少ない中でおどることなんかたくさんあったのですができたら一人でも多いほうがいいな〜でも厳しいかな〜なんで思っていたのです。
果たしてどうなるか…?? →後編へ続く


国東は海にぐるっと囲まれ、海と関わりが深い。ウェットスーツの素材を利用して作られたこんなカワイイ商品を発見。OddRoomingも欲しいです。。。
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