稽古ノヲト/「天の河」と「嵐ヶ丘」は、地・空・火・水を網羅していた

稽古ノヲト/「天の河」と「嵐ヶ丘」は、地・空・火・水を網羅していた

BUTOH

舞踏靑龍會の11月のアトリエ公演も無事終わりました。Master Wotazumiが海童道普賢の名にて法竹吹上「道曲・大菩薩」を披露させていただきました。ありがとうございました。

次回のアトリエ公演に出演しようと新作を模索しています。前回の稽古で、よしお提供の曲「繕いの天の河」とケイトブッシュの「Wuthering Heights」(嵐ヶ丘)とで音源を作成し、一度踊ってみたところ、「嵐ヶ丘」のイメージを膨らませ、若干ビジュアルも意識してフォークロアな感じのワンピースを持参。実はこのワンピースは私の初のソロ自主公演である「とどのまつり」でも一場面で使用したもので20年以上前からあります。ちょっとアジアンテイストなところが民俗的な具体性が出てしまってあまり気に入ってはいないのですが…。でも素材が柔らかくて踊りとの相性は良さそうな感触は得ました。

舞踏靑龍會の稽古ではおどりの前段階で行うエクササイズの一環として「流体運動」というものがあります。これは原田伸雄氏が考えたオリジナルの瞑想で、とても好きな運動なのですが、体の前後左右を占めている「地・空・火・水」の界を意識することからはじめるものとなっていてそれらの世界の中心に自分を置き一旦零になるところから無心で動きの必然を探るといったものです。(私なりの解釈かもしれませんが)この流体運動でも最初に必ず出てくる「地・空・火・水」がキーワードとなっており、これらは形は違えど、私の言うところの「森羅万象」をもう少し概念化したようなものなのかなと感じております。なので、靑龍會の稽古では毎回この「地・空・火・水」というフレーズを聞いているのですが、その時私は気がついてしまったのです。私が踊ろうとしている「天の河」と「嵐ヶ丘」は「地・空・火・水」を網羅しているののではないかと。天の河の天は空、河は水、嵐ヶ丘の嵐は雷の火、そして丘は地です。これに気がついたとき私はまるで自分の勘が何かを透視したかのような心地がしてすごく「やった〜」という気分になりました。

2020年最後のアトリエ公演も無事終わりました